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2016.12.22
私は何処へ、、、

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ご無沙汰しております、、。前回のブログの内容が9月の話、今は2016年の間もなくクリスマス、今年ももうあとわずか、という時期になってる現実、、ほんと早いですね。

今月は私の誕生日の月。久しぶりに友達からのメールでお誕生日おめでとう〜!何処にいるか分からないけど〜。なんて内容で届いたり、、(無精者で、ほとんどの方にお知らせしていないマイシチュエーション) いや〜、ほんとに今時、何処にいてるか分からなくても連絡がつく時代。すごいですよね〜。

私はポートランドにいます。ポートランドで再び語学学校に通って、学生生活しております。  今年は、振り返ってみると何だかんだちょこまかと移動したなぁ。 フィリピンを幕開けに、バークレーに戻り、再びポートランドに3月、一ヶ月だけ滞在。そしてまたバークレーで2ヶ月ほど、ようやく日本に帰り。7月からは約3ヶ月夏のシェパニーズを経験する為にバークレー。そして今またポートランド。

昨年秋に初めてインターンシップでシェパニーズに訪れた時に、ここで四季を通してデザートを見たい!っていう目標をもって、実際それを経た今、何故ポートランドにいるのか、、、。

実は、シェパニーズのインターンシップが終わったら日本に戻って、次の拠点を見つけて何かしらお菓子の活動をしていこう、、、と考えていた今年の春頃。 6月頃に一旦日本に戻ることは決まっていたので、日本滞在中に、次の拠点探しの旅を組み込んでいました。 私が考えた、次の拠点候補というのが、北海道、山梨、岡山、鳥取でした。なんで東京じゃないの?!って言われそうですが、、、シェパニーズを経験したのもあって、もうちょっと農家さん生産者さんと近いところで出来た方がいいな〜と思ったのです。東京の田舎でもそれは出来そう〜とも思えたのですが、ここはバーンと大きく変化を!果物や乳製品、小麦、の生産者さんと近くで関わっていける場所で、、、って考えた中で、ふと思いついたのが、先ほど挙げた場所でした。鳥取は米子が母の田舎なので、子供の頃は夏休みによく連れて行って貰っていました。なので私にしたら馴染みのある場所。 関西からの往復に立ち寄ることもあった蒜山も乳製品の美味しいとこ!って印象のままで、大阪からも比較的近い場所。それに岡山は何と言っても、美味しい果物の宝庫ですし。  山梨、こちらは全く縁もゆかりもないのですが、、、果物素晴らしそう〜。後、歩粉に通って下さっていたお客様たちが、何とか週末にでも足を伸ばせるギリギリの範囲かしら?なんて想いもあって、例えばお店やお菓子教室をしたとしたら日帰りでも来れる場所かな?って思ったり。  そして、北海道〜でっかいど〜。小麦も乳製品も魚介類も!(これはお菓子に関係ないか、、)素材の宝庫ですよね。とても魅力的に感じました。  単なる妄想だけで決めた候補だったので、実際見に行かなければ、目で見て空気に触れて〜自分で感じてから決めよう!と意気込み、6月はほんとにハードスケジュールでした。

東京でトコロカフェさんとトークショーさせて頂いてから、札幌に飛び、歩粉の活動を開始した時からホームページの制作デザイン系の諸々などお世話になっているドロップアラウンド夫婦(プラス娘ちゃん)のご自宅兼お店に数日泊めさせて頂き、札幌を中心に洞爺湖や小樽まで。たくさんの温かい道民の方々に触れることが出来て、感激。  そして大阪の実家に戻って、すぐさま岡山へ。現在岡山と東京と半分ずつで活動されているオカズデザインさんを訪ねて。以前、オカズさんにはアトリエカモシカに呼んで頂いて、イベントをさせて頂いたこともあってお世話になっておりました。今回の私の拠点探しをしておりまして!という突然の視察?岡山に、有り難くも蒜山耕藝さんを紹介して下さり。そちらに泊めて頂いたりで〜。鳥取にも車で連れていって下さって、私が子供の頃には無かったかっこいい独自のやり方で経営させている素敵なお店にも何件か連れて回って下さり〜、そうこうしている内に私が体調を崩してしまって、、、強行移動ばかりしていたので無理が祟ったのか、、、そんな私に、どこまでも優しくお気遣い下さって、、、オカズさん、蒜山耕藝さん本当にあの時はお世話になりました!この場をお借りして、、、。 やっぱり、最終的には、人ってことでしょうか〜、、今回、素材ありきで最初、拠点を何となくで決めてみたものの、その土地で出会う人の魅力っていうのが一番響く気がする〜私には。  結局、残念ながら山梨には東京滞在中に行く予定が実行できなくなってしまったのだけど、機会があれば訪れてみたいな。

ここまで力を入れて拠点探しをしていた6月、なのにひっかかっていた言葉がありました、、。私が、何かの節目ごとにお世話になっているな〜ってお方。いわゆるスピリチュアル系、、です、ふふ。 その方は、チャネリングっていう方法で私のチャンネルに合わせて、今の私に必要と思われることを言って下さるのです。不思議ですよね〜。目に見えない世界っていうのも気になりますね〜。私に何か特別な力がある訳では全くないのですが、、、。  なので、生年月日聞くこともタロットカードも何もない、ただ普通に話始めるだけ。 今から思えば、レシピ本を出版することを考えるきっかけにもなっているかも。私は、最初レシピを公開するのが怖かったのです。私にとっては、とても大切にしている歩粉のお菓子のレシピを教えたら、みんなが作れるようになったら、歩粉に来てくれなくなってしまうのではないか、、なんて想いで心配で不安で。それだけ私には歩粉しかなくって、自分が大事すぎて。  そんな気持ちに支配されていた私は、せっかく頂いた出版依頼のお話を今まで全部お断りしていたのです。  大切なレシピを秘密にして歩粉だけで食べて貰いたかったから、ぜ〜んぶ自分で作っていました。だから、お菓子の仕込みは全て私の仕事。ものすごい量の仕事です。夜中もずっと焼いていたり、仮眠をとって(寝袋で、、)また焼いて、、みたいな。そんなことを何年もしていたから、身体はボロボロでした。でも私にはこれしか能がない、、、って思い込んでいたから。  そんな私にすごい喝を入れてくれたのが、その方でした。「お店を始めてがむしゃらに打ち込む期間があるのは分るけど、そんな事一体何年やってるの? 本当の豊かさって何か分ってるの?自分で考えなさい!」って、、、もう、もう、もう、すごいショックで、、、私一体何してきたんだろ〜?結構一生懸命歩粉頑張ってきたつもりだったのに、、それっていけなかったの??その帰り道、自分を全否定されたような気分で、ショックが大き過ぎて涙も出ないというか呆然としてしまって、ただトボトボと、私どうしたらいいんだろ〜、何がダメなの〜?って気持ちで。 その後、じわじわと、やっぱり今のやり方では本当によくないんだってやっと実感できたのだと思う。私って、いろいろと気づくことが遅いし、自分の自信のなさから怖がって偏った考えもあったり。  でも、ショック療法みたいな感じで、こりゃ何とかしなきゃって思えた。それで変われたのです。スタッフの千晶ちゃんにも歩粉のお菓子の仕込みも手伝うようになって貰って、その分私にも少し時間が取れるようになって、レシピ本を出す為に必要な時間も捻出できるようになり、歩粉のレシピ本を作れたら喜びも増えるってことが、やっと気づけて。  レシピ本を作れて本当に良かった。歩粉に来れない遠方にお住まいの方、小さな子供さんのいる方、そういう方々にもおうちで歩粉の味を楽しんでもらえて、喜んでもらえている。 それに、レシピ本を出したからといって、お客様が来なくなる訳ではありませんでした、、。逆に、以前来て下さっていた方が思い出したように来て下さったり。本をみて作ったものの答え合わせがしたくて〜と言って来られる方も。だから私の頑な変な守りを打ち破って良かった。  そして今回は、、、?

久しぶりにお会いしたその方に、この一年余りの報告ポートランドに行ってからの展開、シェパニーズの運命的?な展開も、喜んで下さり、そしてこれから、、、私は拠点探しのことを話ました。上記したように。そしたらば、、、拠点もつなんて、よくないよ。まだまだ早い。今の状態なんか気持ち下向いてるでしょ、、、って。  がーーーん。見抜かれてる、、、。新しく拠点もって、日本でまたお菓子のこと頑張っていこう!って思っていたのって、=アメリカに疲れてきて。もう早く日本に帰ってきて何かやって行きたい、、、って逃げに気持ちからきていたのです。昨年の春から一年以上アメリカにいるのに、英語もろくにまだ話せない、自分の頑張りにも限界を薄々感じてて。もうシェパニーズに行ったことで、やりきったっていうていにしようとしてました、はい。もうちょっと頑張らないとダメだよ〜、英語。そんな状態で、日本に戻ってきても、何も良いスタートきれないよ。ガーン、ガーン、ガーン。拠点を持つのは最低2年はまだかな。え〜〜っ!そうなの〜?2年!なにすんだろ〜この2年! 私、素直というか何というか、やっぱり真に受けてしまうんですよね。聞いてしまったし、逆のことして、やっぱり言われていた通りにしとけば良かった、、、とか思いたくないし。ま、何を言われようが、どう進もうが、全て自分次第なのですが、その選択全て自分が選ぶという点で、やっぱり私を生きるということなのかな〜。きっかけは、その方の言葉だけど、私、ほんと見抜かれた!って腑に落ちたの。英語の辛さから逃げてるな〜って、ほんとに中途半端だな〜って。  だから、アメリカでもうちょっと頑張ってみようって思えました。先はまだまだ見えないけど。  拠点探しは、一旦休憩となってしまったけれど、お騒がせしただけになってしまったような、、いやいやしっかり心の中でキープはされていますからね、いろんな感謝とともに。

今回も長〜くなりました。歩粉ちゃん奮闘記、秋のタームからポートランドで学生してて、勉強めっちゃ頑張ってるかと思いきや、やっぱりかなりマイペースです。上の写真のリトルTベーカリーのハニーティーケーキが美味しくて、何時間でもぼーっと出来る。まだまだ奮闘中の歩粉ちゃんでした。

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この紙、私がたぶん高校生の頃私の3歳上の姉がコピーしたものを渡してくれた。当時15,16歳だったと思うけど、何かすごい本当のことが書いてあるな〜て思って大事に持っていたもの。東京に移る時もアメリカに移る時もずーっと、紙ものファイルに入っていて。私はすごい信仰心がある訳ではないけれど、これを読むと、やっぱりそうだな〜って思えたりするのです。こないだ荷物の整理をしていた時にまた読んでいて。 ちょっとシェアしたくなって載せてみました。