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2015.11.27
アイスクリーム!?

IMG_0110たくさんのモカアイスクリームが並んでいるー! 違いますよー。これ、クッキー生地です。ピーナッツバターテイスト。アイスだと、溶けてえらいこっちゃになってしまいますもんね、、、。
テーバーブレットでの作業、わたしが歩粉でやっていた手順とは違っていたり、効率、コストの面などなど、やっぱりいろいろと違うのだなぁと思います。
アイスクリームのスクープは、今までアイスクリームをすくう時にしか使っていなかったけれど、こちらでは計り代わりも兼ねていて、成形と同時に出来るし早いし一石三鳥なのですねー。
クッキー生地も、一度に大量に作るので、このスクープで100個以上を形作れたら、一度冷凍庫にこのバットに並んだ状態で入れて冷やし固め、カチッと固まったらプラスチックのボックスに入れ直して蓋して、使う日の朝に常温に戻して焼くといったやり方でした。
毎朝焼き上げるマフィンも、アイスクリームスクープを使います。テーバーブレットでは、BRUNマフィン、ビーガン(乳製品、卵不使用の)のと、その他もう一種類が並ぶので、BRUNマフィンは、赤色のグリップのスクープ1と青色のグリップのスクープ1が一個のマフィンの生地量です。もう一種類のマフィン、ある日はレモンポピーシードテイスト、これは緑色のグリップのスクープ1が生地量です。
そして、その生地を入れる前、一気に入れれる連なったマフィン型天板に、スプレー式のオイルをシャーッとかけていきます。歩粉でもケーキを焼く前にケーキ型に菜種油をキッチンペーパーに染み込ませて、それを1型ずつ塗り紙をしいて、焼き上がり後に取り出し易いように下準備しますが、その手間がスプレーワンプッシュで終わります、、、早い!
日本だと、スプレー式のオイル使うのって、ダイエット中でちょっとでも油控えめにしたい!コレステロールが気になるお父さんのために!なんてイメージ(勝手な私の、、)なのですが、こちらアメリカだと、どのおうちにもこのスプレー式のオイルある気がします。もちろんベーカリーやお店だとあって当たり前なのでしょうかね、ストックいっぱいありましたから。
マフィンの焼き上げは、そのシャーッてオイル掛け、スクープで生地をポンポン落としていく、そしてBURANマフィンの上にはフラックスシードを振りかけます。(日本でもミラクルフードと言われていて栄養素が豊富な食材として注目されているみたいですよね)
レモンポピーシードマフィンの方には、ブルーポピーシードを上に振りかけます。そしてオーブンへ!

ん?っと気になったことが、マフィンにしてもスコーンにしても焼く時にも、必ず何かしら上に振りかけます。
歩粉では、ほんとに何もトッピンしないし、見た目もすんごく素朴、、、ポートランドで他のお店で見かけるスコーンもやっぱりザラメとかグラニュー糖でも何かしら上にかかってることが多いな、、、(私調査上)アメリカはトッピン好きなのかしら?
スコーンのトッピンは、シナモンシュガー、カルダモンシュガー、フェンネルシュガー、アールグレイシュガー、おかず系スコーン(チーズとか入ってる)の場合は、フレークソルト(その名の通りフレーク状の塩です)をかけることが多くて、ちょっと新鮮だったのが、キャロットスコーンの時、これはおかず系ではなくどちらかというとスイーツ系なのですが、カレーシュガーをかけてました!
カレーシュガー?!と思いましたが、これがなかなか合うのです。すごーいリリー(パティスリー任されてる方)ってちょっと感動。
私が、一人で任されて朝焼き上げる時に、トッピンの指示のメモがあれば良いのですが、なかった場合、どうしよ、、、取り扱い何かかけねば!と、ザラメがフレークソルトをかけておくのでありました。

定番のメニューにドーナッツマフィンというものもあります。
字だけを読むと、ドーナッツ型で、揚げているのではなく焼き上げマフィン?もしくは、マフィン型で揚げているのか?って想像してしまう私ですが、答えは、マフィン型で焼いて、焼き上がりすぐに溶かしたバターの入ったボウルにマフィンをさっと浸して、その後すぐシナモンシュガーの入ったボウルに入れてコロコロっと転がしてたっぶりとシナモンシュガーがまぶったら出来上がりです。
この生地にはたっぶりのサワークリームが入っていて、軽やかな感じ、プチサイズなので、ぺろっと食べるのですが、、、ま、バターはダブル使いなので、美味しいものは危険ですねー。

ビスコッティーもありますよ。歩粉と全然違う(当たり前ですが)うちのはホントに粉を噛みしめる系&素朴。テーバーのは、リッチです(バターも入ってるし)、そしてサイズがデカイ!昨年初めてテーバーブレッドに訪れた時もそのサイズにまずビックリしました。長さは10センチ以上厚みが2センチ位あるのです。ドライフルーツもゴールデンレーズン、イチジク、クランベリー、ナッツは、ヘーゼルナッツにアーモンドがゴロゴロ、そしてフェンネルシードがたっぷり(これが外国って味、香りな気がします)ベーキングパウダーも入っているから、ちょっとふんわりした感じもあり、とにかく特徴的なビスコッティーです。
自分でも日本で作ってみたいなー、歩粉ではお店にしては小さなオーブン一つをフル回転させてお菓子たちを焼いていましたが、アメリカのクッキーやらビスコッティーはどれも一回り大きめサイズだから、オーブンも大きくないと同じようには作れないのかなー?なんて思ってしまいます。
どうかな?出来るのかな?試してみたいです。

いろんな違い、面白いですよね、発見盛りだくさんです!