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2016.10.03
戻ってきました、夏のシェパニーズに。

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何と何と、もう10月になってしまいました!いろいろ進んでいく現実、、、。にも関わらず、ブログの更新はさらにスローペースとなってしまっておりました、、、。文章書くのが、こんなにもよいこらしょ〜〜〜っと!って気合いを入れないと、書けない性分のようで、、、文章自体は、気合い!な感じの文でもないのに、、、。そんな私ですが、7月1日に再びバークレーに戻ってきてからのこと、思い返してお伝えしたいと思います!

久しぶりのシェパニーズインターン、緊張します。と言っても、久しぶりじゃなくても、毎度緊張しているのですが、、、。慣れてきて緊張しなくなってきた、とかはないです、、これは性質な気がしますが、歩粉を9年程お店の営業を続けていても、毎月メニュー替えの日のお店を開ける時は緊張していたもんな〜、お客さまの反応をみれるのも嬉しいのと、ちょっと怖いというか、やっぱりドキドキするのですよ。 それとは、違うかもしれないけど、インターンに出掛ける時間になると毎日、わっ、もう行くしかない!って時間になって、いざ行く!のです、ドキドキしながら。

楽しみにしていたガレットは、ネクタリンになっていました。そして、アイスクリームかシャーベットも毎日変わるデザートメニューの中のカテゴリーの一つ。プラムのシャーベットは、初めて食べるフレーバーです。ほんとにストーンフルーツ真っ盛りの季節になっていました。

プルオットって果物、ご存知でした?私、シェパニーズに来て知ったフルーツです。昨年の夏はポートランドにいたものの、気づいていなかったです。プルオットとは掛け合わせて作られたフルーツで、プラムとアプリコットが合わさったもの。程よい酸味で、ものすごいジューシーです。たーくさんの種類のプルオットがサンフランシスコやバークレーでは手に入れることが出来ます。この時期のシェパニーズのフルーツボウルもプルオット+ブルーベリーやブラックベリーだったりで、ここのエリア、この時期を代表するものなのだな〜って感じます。 改めてここカリフォルニアのフルーツの美味しさを実感しています。それには、ここならではの気候も大きく関係しているのだな〜と思います。 果物にしても野菜にしても味がすごく濃いのです。 それは、雨がほとんど降らないし、空気がすごく乾燥していて、朝晩の温度がすごく下がるところ、日中は日差しがきついこと、その要素たちが絡みあって、美味しい作物が出来ているのだろう!と、勝手に確信していて、もちろん農家さんの育て方のワザとかもきっとあるのでしょうが、それにしてもこの気候の素晴らしさっていうのは大きいのだろう〜って思っています。

そして、この最高のフルーツを使ってデザートを作っているのだから、もうそれはそれは美味しいに決まっているのです。

この写真、何か分ります〜? これが、コブラーですよ!シェパニーズのコ.ブ.ラー!!歩粉では1月の定番のデザートがチョコとラズベリーのコブラーでしたが、コブラーってザ.アメリカンデザート!って感じで、家庭的なざっくばらんなお菓子なのですが、シェパニーズのは、そんなコブラーですら、やっぱり洗練されておりますよん。 フルーツは、ピーチ、ネクタリン、ブラックベリーです。フルーツの仕込む量がすごいのですが、この最上級のフルーツたちがオーブンの熱でグジュグジュになって更に甘みが増したソースになって、そんでもってビスケットと共に〜、さ、さ、更にブラックベリーのアイスクリームと一緒に食べるのです!!!あったかデザートに冷たいアイスのコンビネーション。温ったかアップルパイにバニラアイス添えて食べるこれ!と一緒。瞼を閉じて、鼻息荒く深く出しながら、食べつつ、口からコブラーが消えたら、オーマイガ〜、、、。と自然と言葉が出るでしょう〜。粉ものとフルーツのハーモニーって最高!

ここで思ったのですが、このコブラーってお菓子にしても、クリスプと言われるお菓子(コブラーの下の部分、フルーツベースってのは同じなのですが、上にクランブル生地をのっけて焼いたもの)にしても、余り物のフルーツ、例えば大量にあるからとか、食べ頃を逃してしまった〜とか、缶詰のフルーツを使うとか冷凍のものを使うとか、見た目を気にするお菓子では本来ないので、なんでも来い!に対応できる家庭的なお菓子と言えるもの。 そういうお菓子こそ素材のいいフルーツをベースに作ると、特別美味しくなるのだな〜ってこと。 そんなの当たり前なのですが、シンプルに美味しさって現れるな〜って、シェパニーズのコブラー(クリスプも)を食べて深く感じ入ったのでした。

それにしても沢山の種類のフルーツ!この時期が一番フルーツたちが次々に出現してくるのではないでしょうか。 ブラックベリー、マリオンベリー、ボイズンベリー、ブルーベリー、ラズベリー、レッドカラント。プルオットも、赤い色、黄色いもの、紫色に黒色?(濃紺、黒に近いくらいの)ってのも。桃も、日本にこんなに種類あったっけ?って思う豊富さ。ホワイトピーチ、イエローピーチ(黄桃って日本だと缶詰のイメージなのですが、フレッシュで普通に売っているものなのですね。平らな形をしたドーナッツピーチも目を奪われます。 ファーマーズマーケットでは、これらのフルーツたちがほとんど全種類試食できるのです!すごくないですか?! もう、ちょびっとずつ食べても小腹が満たされる幸せたるや〜。

こっちの夏のフルーツはヤバイ!と聞いていましたが、マジやばいっす! こんなに美味しい果物が身近なに手に入る環境、素晴らしい〜っす。私の場合、一年近くこの時期を待ってやっとこさ体感できて、嬉しさひとしお〜ってもんで。 フルーツを知るだけでも戻ってきて良かった〜って思えます。

同じ西海岸で、ちょっと上に上がればポートランド。昨年の夏はポートランドにいましたが、6月〜8月は、結構暑かった印象で、ノースリーブにハーフパンツを履いてた日もありました。サンフランシスコ空港に着いた7月1日、バートという電車に乗り、バークレーに向うのに一度乗り換えるのですが、その駅のホームが地上にあったので、そこで待つこと数分、、、めちゃくちゃ寒い!念のため日本からも長袖を着ていたのですが、大判ストール持ってて、良かった〜って心から思いました。ベイエリアの7月と8月は、朝晩、ほんとに寒いんです!この寒暖で、美味しい作物が出来てくれていると思えば、全然我慢できる寒さです。 それにしても、その土地その土地の良さってあるし、そこで暮らしていくって気持ちがあるなら、そこに合わせて工夫して過すことになりますよね。 私は今年、夏の定番長袖長ズボン、持ち物は大判ストールに、昼間暑くなった時用の薄てのストール(もう既に首と腕がこんがり日焼けしてしていますが、日よけの為の、、)それと、夜は湯たんぽ!!これめっちゃ大事です〜。湯たんぽちゃんにどれだけ助けられたか〜。 驚きの湯たんぽ大活躍の夏でした。

今回も歩粉ちゃん備忘録にお付き合い頂きありがとうございます〜。

つづく☆

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色とりどりのプルオットたち〜♪