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2015.06.28
お菓子作り、in Portland.

IMG_8506ホームステイ先が変わってから、ちょこちょこお菓子を作っています。
写真のこれは、りんごのバターケーキです。朝食おやつに載ってるレシピの。自分でも本を片手に作りますよ~。

ポートランドに来て、最初に作ったおやつはスコーンだったのですが、材料を揃える時にちょっと戸惑ったことがありました。まず買いたいのは粉ですよね。薄力粉とはまず書いてないです!辞書で調べるとweak flourと書いてますが、weakとは弱いという意味です。
今ここで書いていて、調べてみたのですが、スーパーマーケットではぼんやりと、粉コーナーを見てて、パッケージの写真からカップケーキとクッキーが前面に出てるから、きっとこれだろ~と思って買ったのです。(なんてアバウト、、もっと調べてから買えば?っともおもいますが、、、)そして、オーガニックって書いてるし、いいもんやろ~、くらいな感じ?ほんとアバウトです。
後で、こっちでケーキを作っている方に聞いたら、アンブリーチドの買った?って聞かれて???ってなる私に、こっちの粉はより白く見せる為にブリーチしてるものがあるから、気をつけた方がいいけど、オーガニックって書いてたのなら、まずブリーチされていないから大丈夫だと思うよ、、、とのことでした。日本で販売させている粉は多分日本の規定から粉をブリーチするといったことは無いからそういった心配はないのだけど、アメリカに来たらブリーチされた粉が売っているということなのですね~、びっくり。
そして、私が買った粉、薄力粉ではなかったみたい、、たぶん日本でいう中力粉。こっちのカップケーキやクッキーは基本中力粉で作られているみたいで、cake flourとうものもあったはずですが、それはシフォンケーキやスポンジケーキといった、ふわ~~ってした生地のものにしか使われないみたい。
私は、このパッケージにはwhite flourって書いてあるもので、ビスコッティーやコーンミールクラッカー、このりんごのバターケーキも作りましたが、美味しかったですよ。バターケーキは、ややしっかりした食感な気もしましたが、大丈夫です。
それに、いつも思うのですが、日本だとバターを使う時にお菓子作りは無塩バター、料理の時は加塩バター、が基本ルール!みたいな感じで。私、朝のトースト食べる時にも加塩バター派で、お菓子作りもよく加塩使ってましたよ。無塩とミックスして使ったりも。
本を執筆する時も、表記する時にすごく迷いました、何回か担当者さんと話し合って、やっぱり無塩バターで統一しましょう~ということになり無塩バターに塩を加えるということになっていますが、正直申し上げますと、どっちでも出来るし~、そ~んなに大差ないよ~ってことで、生地の塩加減はとても大切ですが、細かい部分は味見しながら決めるのが一番だと思います。
しょっぱ過ぎはよくないのですが、ある程度の塩見は旨味ですから必要なので、加塩バターの時もまだ塩が足りなく感じる時もあるので、更に足したりします。
次に、砂糖。歩粉では洗双糖というお砂糖を使っていましたが、そんな表記はこっちでないですし、見た目でこれも決めました。
オーガニックって書いてあったし、、、。オーガニックに頼りがちですが、、そのお砂糖は、ちょうど良い感じでした。色味からして薄めのブラウンシュガーです。きび砂糖は好きなのですが、時にコクがあり過ぎって思うこともあり、洗双糖はそういった意味でも丁度良かったのです。ライト過ぎず濃すぎず。
そして次、卵。こっちで卵は必ず紙パックですね~、日本のビニール製のパック、今までこっちに来て見たことないです。そして、卵のサイズがぴったり一緒ってことはないです。歩粉では生協さんの卵を使っていましたから、サイズはほ~んとにまちまちで1個40gくらいしかないチビちゃんもあれば60g越えのBIGなのも混じってましたが、日本のスーパーで買うほとんどの卵はサイズが一緒でしかも黄身の色がすんごくオレンジ色ですよね。これは鶏たちに与えるエサによるものかと思われるのですが、日本人はいつからこんなにもオレンジ色の黄身が定番~なんてことになったのかしらね~?と思います。私が小さなころはこのような色ではなかったしな。
生協さんの卵は黄身がレモンイエロー色だったので、こちらの卵の色に近かったです。
お菓子基本材料だけでも、やっぱり違う。

次の問題としてあるのが、計るということ。
グラムが万国共通だと思いませんでしたか?gってアルファベットだし!
しか~し、こっちの基本はパウンドなんです~、ガーン!!
しかも、lbって書いてパウンドって読むんでよ!知ってましたか?私はぜ~んぜん知らなかった。お菓子作ってはきてたけど。
そんでもって、こっちのレシピ、パウンドですらない、何でもカップなんです!1カップか1/2カップか、そんなざっくりした感じです。私、お菓子作るときはgが命って感じだったから、まだまだこっちのことには未開拓ですが、今のおうちはラッキー?なことにgでも計れるスケールがあるから、パウンド計算はしないで、そのまま自分のレシピ通りに作っております。
あっ、こないだチーズケーキをつくった時にフィラデルフィアの1箱そのまんま使ったら、日本人の私だと200gか~と思って作り始めるところ、もう一度箱を見直して、227gってことに気づきセーフこれもパウンドが基本だからですよね~。
日本の大さじ小さじも、こっちだとtbs(テーブルスプーン)とか、微妙にサイズが違うのです、、もう何となくで計ってますが、、、

そ~れから、温度です。
度ですよ、これも℃万国共通って思っていませんでしたか~?ブーーーっです。
アルファベットだっと、もう英語!これっきゃないくらいに又もや思ってしまうのですが、°Fってのもあるのです。
℃が摂氏で、°Fが菓子、、でなく華氏です。中国人の名前じゃないですよ~。
週末は、100度くらいになるみたいだよ~。なんて会話に、最初冗談で暑いってことが言いたいのね~、なんて思っていたバカな私でしたが、°Fですよ℃じゃないの~。
もう混乱します。だから、340°Fで焼いたりするのです、ややこし~。
そんで、おうちによってのオーブンのくせもあるだろうから、要注意です。

ケーキの生地を作っている時に、ホストマザーが、ウッドが、、、って何やら話かけてくれるのですが、木がどうしたんだ??と思っていたら、私がゴムベラで混ぜているのが、やり辛く見えたみたいで木べらを使ったら?っと言ってくれていたみたい。私はケーキを作る時はゴムベラがいいのって言うと、不思議そうに「木の方が混ぜ易いでしょ~」と、ここで、明らかにアメリカ人との感覚の違い?を感じました。ゴムベラの方が生地の感覚が伝わっくる気がするっと思うのは日本人だからかな?ま、どっちでもいいのですが、そのやりとりが何だか面白かったです、お互いにへ~~?って言い合ってるのが。

そんなこんなで、ちゃんと出来上がりましたよ。りんごのケーキが焼き上がったらすぐに型の上にラップをかぶせて、マイシークレット、これでしっとり美味しくなるんだよ~って教えてあげました。すぐに言ってるから、どこがシークレットなんや!って感じですが。いちいちアメージング!ワ~オ!とか言ってくれるのが、むっちゃ嬉しいです。

日本は今梅雨なのかな?こっちは、ビスコッティー作ってもシリカゲル要らずです。すごい!でも肌の乾燥には要注意ですぞ。
ポートランドでのお菓子作り通信な今回でした。