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2015.10.25
ひとみ Special!

IMG_8873テーバーブレッドでのボランティア、私の夏休みの3日ほどの間にやったことは、前回にも書いたごぼうとナッツのダブルキャラメルケーキを焼いたのと、「朝食おやつ」にもレシピを載せたゴルゴンゾーラとくるみのスコーンも焼きました。こちらもすぐに店頭で販売してくれていました!
パティスリー部門では、大量のクッキー生地作り、ほんとに大量!一種類のクッキーに1パウンド(454g)のバターを6個も使うのだからとんでもない量ですよね。ま、日本でも大きなケーキ屋さんだと、それくらいの量は仕込むのかもしれませんが、私にしたらクッキー生地で一回に使用するのが、日本でいう業務用のバター6本、びっくりしてしまいます。
テーバーブレッドで一番人気のクッキーが、バックウィートチョコレートチップクッキー。バックウィートとは、蕎麦粉のことです。
アメリカで蕎麦粉のクッキーが人気って!!すごくビックリしました。これがポピュラーなのかと思ったら、そんなことはなく、テーバーブレッドでは、蕎麦粉を使ったケーキやスコーンも見るけど、それはポートランドでも珍しいみたい。
そのクッキー、チョコレートチップがたーっぷりと入っていて美味しい!見た目の色も生地からして黒い色でインパクトあります。
作る時は、一個ずつ計って丸めてって作業もたいへんです。お菓子作りは、結構重労働なのですよー。
成形出来たら、すぐに全て冷凍庫に。毎日、必要な分だけその日に焼き上げます。
スコーンの仕込みも同じく大量です。毎回2.5パウンド分くらいのバターを使って、その時々でトッピングのドライフルーツやナッツを変えたり、蕎麦粉、コーンミール、カムット粉、ライ麦粉など、その時の気分なのかな?パティスリーを任されているリリーがブレンドしていきます。毎回ちょっとずつテイストが違うのが楽しい。
そのスコーン達も生地が出来上がるって、分割するとすぐに冷凍庫で保存するのです。そして、スコーンもその日いる分だけ当日に焼き上げる。びっくりしたのが、日本だと、冷凍したものは解凍する時に一晩冷蔵庫に移してから、、とか言うじゃないですか。
冷凍庫から出して、すぐにオーブンに入れ焼いていくところを目の当たりにして、これまた目から鱗!でした。しかも中までちゃんと焼けているし!温度は325°F、すごい高温!じゃないですよ!前にブログでも書きしたが、華氏です。摂氏だと160℃ちょっとって感じですかね、スコーンもマフィンもこの温度だから、結構低温で焼き上げるのですねー。歩粉と違います、新鮮!

テーバーブレッドは、お菓子全般も他のお店と比べたら甘さも控えめだと思います。それに、サンドイッチ、スープがこれまた美味しいのです。サンドイッチでチーズにターキーハムに甘いフルーツソースがサンドされているのは、最初食べた時に、何だこの甘いのは?とビックリしました。調理系担当のキャロラインがそのソースを作っているのを見てると、カットしたりんごを低温でじっくりローストしてディジョンマスタードと合わせた甘いけど酸味もあるそのソースに、ここはアメリカだな~私には無い発想だーって感心しました。
ビーツとか、フェンネルとかズッキーニ、ケール、バタースクワッシュ、そういった素材をたくさんストックにあるのを見るとやっぱりここは日本と違うなーって思います。

夏休みが終わって、次の月から午前中を選択していた授業を午後に変えて、午前中フリータイムになったので、ボランティアを続けることが出来るようになりました。
パティスリーは朝5時半からbake-offという焼き上げ作業が始まるので、その作業も教わることに。
平日は朝7時が開店なので、どんどん焼いて、お皿に並べていかないとあっという間にオープン!です。
そのベイクオフ作業、一通り習ったら、次の週から、同じ様にやって、出来たら後は一品 Hitomi Specialを焼いてね!とのメールが。行ってみると、リリーはベーカリーに来なくて、何と私一人パティスリー場でやる、、、ということになっていました。
そして、この写真、ひとみスペシャルのピーチクランブルケーキです。貯蔵室に桃がたくさんあったので、、、。
いろいろびっくりだなー。